2012年11月08 旭川駅内 石川啄木歌碑像 [Homeに戻る] 画像にマウスのポインターを当てるとその画面が拡大されます 石川啄木没後100年 を記念し2012年の啄木の命日にあたる4月13日 JR旭川駅の観光物産j情報センターの奥に、石川啄木の歌碑像が設置された。啄木は1908年(明治41年)1月20日に小樽から釧路に向かう途中に旭川駅前の宮越屋旅館に宿泊した。そして翌日21日の6時30分釧路行きの汽車に乗った。この時(前年末)旭川の人口は3万3392人、札幌6万6193人、函館8万8042人、小樽は人口最大の 都市で9万0373人、釧路1万6312人であった。啄木は北海道を回想した多くの歌を作り、2年半後の1910年歌集「一握の砂」の第4章「忘れがたき人人」にそれらを発表した。その中での旭川の思い出の歌は4首。この歌碑像は 啄木の旭川での足跡を残そうと一昨年旭川出身の啄木研究者、近藤典彦氏(73歳・相模原市在住)が建立を提案し、市民ら有志の建てる会が昨年7月から募金を募り運動を進め実現した。 この歌碑の啄木の像は、厳寒の早朝に釧路に旅立つ列車の座席で窓を眺める姿で、イメージした歌は「水蒸気 列車の窓に花のごと 凍てしを染むる あかつきの色」。啄木の隣の席が空いていて3段の階段を登って誰でも座れるようなっている。一緒に写真も撮れる。このような歌碑付きの像をデザインしたのは旭川出身の造形作家中村 園さん(65歳・東京都豊島区在住)です。